つぶや記

京都で大学生をやっている松岡智之です。 新聞記事に突っ込んだり、読んだ本の感想なんかを徒然なるままに執筆します。

迷列車

迷列車【九州編】#24 ヤマに生きた63型「客車」


三井専用線についての動画



キクチ電車のひとりごと(熊本電鉄)





筑豊の運炭(上)




上下で40分以上ある大作なので、暇があるときにどうぞ。


筑豊の運炭(下)









感想「面白いほどよくわかる哲学・思想のすべて」

長期間ブログを放置していましたが、久しぶりに投稿してみます。


湯浅赳夫「面白いほどよくわかる哲学・思想のすべて」


最近、哲学というものに興味を持ったので読んでみました。
哲学には以前から憧れはあり、大学生たるもの講義をサボってニーチェやヘーゲルにのめり込まなくてはならない、と思ってはいたが、結局踏ん切りがつかず、今まで何も読んでいなかった。


この本は哲学について分かりやすくまとめていると思い、図書館で借りてみました。
しかし、哲学についてはさっぱり理解できない。ただでさえ浮世離れした数十人もの哲学者たちの思想をわずか60ページほどでまとめるという企画自体がそもそも無理があると思う。


ただ、宗教・政治思想・経済思想の章は、読んでためになる内容だと思う。
私は高校生の時は世界史を選択したが、思想家の名前と主要著書は覚えても、彼らが何を言いたかったのかはほとんど理解していなかった。そういうものが、ぼんやりとではあるが、つかむことが出来たのはよかった。

金ぶどう酒

 メルシャン社はワインとして売っているが、これをワインと呼んでよいものか疑問だ。

 そう言いたくなるくらい個性的なワイン「金ぶどう酒」。価格は700円前後。


 味は極めて濃い。ワイン評論家が「濃厚」などと評価するワインはたくさんあるが、そういった次元の話ではない。その味を説明するとしたら、ぶどうジュースを5倍に濃縮したとか、普通の甘口ワインの甘さ50倍酸味5倍とか、そういう表現がいいだろう。

 おそらく、デザートワインというジャンルになるだろうが、このジャンルは貴腐ワインやアイスワインなど高級品が多いので、1本700円前後で手軽に入手できる金ぶどう酒は、デザートワインの中ではリーズナブルだ。もっとも、私がこれまで飲んだ貴腐ワインやアイスワイン(いずれも数回しか飲んだことが無いが)とは大きく異なる。

 これは邪道かもしれないが、おすすめの飲み方はロックかソーダ割り。ストレートでは濃厚すぎて、少ししか飲めない。

学生の津波被害に対する学校の責任について私見

 3月11日の東日本大震災による津波で学校の生徒が被害に遭うこともあったが、これに対し、学校が生徒を適切に避難させなかったから死んだのだと損害賠償を求める人も出てきた。こういう場合、学校に賠償義務はあるのか、私なりの考えを書いてみようと思う。


 まず、賠償責任を課すには、学校側に生徒の命を助ける能力があり、適切に行動すれば高確率で生徒は助かったであろう、しかし、学校の不適切な行動により生徒は死んだ、ということが前提だ。ここなら安全と思って逃げた高台の標高が足りなかったとか、逃げるための手段がなかった(避難場所は遠く車は少ない)とか、そういう事情なら過失は無いと考えるべきだろう。

 このように、学校が可能なのに避難させなかった場合、学校が賠償義務を負うかどうかは、このような災害時に生徒を助ける義務があったかに関わると思う。その義務の存否は学校の種類による。

・幼稚園、保育所、小学校
救助義務は当然あるだろう。

・中学校
義務教育ということを考えて、救助義務を認めるべき。

・高校
15歳にもなると、危険かどうかは自分で判断できる年齢だと考えることもできる。だが、危険か否かを知るためには情報入手手段が必要である。例えば、テレビ付携帯電話。電話は使えないがテレビはある程度視聴可能なので、そういう物の持ち込みを学校が許していたかが問題である。携帯電話の持ち込みを認めていない学校の生徒は災害情報の入手手段を学校に奪われている。したがって、学校が適切に判断し、生徒を避難させる義務を負う。また、逃げようとする生徒を教師が引き留めた場合も、学校の責任を認めるべきだろう。
では、携帯電話の持ち込みを認めていた学校ではどうだろうか。15歳はまだまだ子供ともいえる。救助義務を認めるかどうかは、このあたりが境界だと思う。私としては、救助義務ありと考える。

・大学、専門学校、自動車学校
これは、自分で物事を考えることのできる人間が行くところであり、救助義務は無いと思う。

交通事故

 今日、原付で走行中、事故にあった。幸い、怪我はなかった。

事故の状況
 場所は詳しくは明らかにしないが、久留米ナンバーの圏内。私が原付で走行中、黒いワゴンRに似た軽自動車が追い越したが、その時私のバイクの右ミラーに接触し、バランスを崩して転倒寸前まで至った。相手の車は気づかなかったのか逃げたのかは分からないが、そのまま去っていった。ナンバーは「1008」だけ覚えており、その場で警察に通報し、その車を探してもらったが、未だ見つからないみたい。損害が軽いから、警察もやる気がないのだろう。


 それにしても、やはり原付の30キロ制限は危険だよな。道交法のせいで原付は遅く走らざるをえず、そのために危険な追い越しをかけられる。幹線道路なら車は60キロ以上出すから、2倍以上の極端な速度差が生まれる。こんな悪法をいつまで日本は続けるのだろうか。

光の力ってすごいな 宇宙ヨット「イカロス」

 宇宙で帆を広げ、太陽光の圧力を利用して航行する「イカロス」だが、0.0114グラムの推力が得られたという。

 0.114グラム。微々たる力のようにも思える。しかし、帆の大きさは14メートル四方である。それによって得られる力が0.114グラム。どちらも、人間が実感できる数字である。
 光に圧力があることは探査機「はやぶさ」の関係で知っていた。しかし、人間には感じることの出来ない微々たるもの、14メートル四方の帆でナノグラム単位の力があるのかと思っていた。0.1グラムもあるとは驚いた。

 世界で初めて小惑星の砂を採取に地球に帰った「はやぶさ」に続き、今度は宇宙ヨット。宇宙科学研究所ISASのプロジェクトは本当に独創的だ。活躍に期待する。
 


宇宙ヨット「イカロス」 太陽光の圧力で加速2010.7.9 22:13

このニュースのトピックス:宇宙・天文台

宇宙ヨット技術の実証機「イカロス」の飛行中想像図(宇宙航空研究開発機構提供) 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9日、金星方面に向けて航行中の宇宙ヨット「イカロス」が、太陽光の圧力によって加速したことを確認したと発表した。約14メートル四方の帆(樹脂膜)で光の粒(光子)を受け止め、地球上で0.114グラムの物体がぶら下がったのと同程度の推力が得られたという。

 「イカロス」は5月21日に金星探査機「あかつき」とともに打ち上げられた小型ソーラー電力セイル実証機。セイル展開の精密軌道決定で加速を確認した。JAXAは「これにより、惑星間航行で光子による史上最大の加速度を発揮した実証機になった」としている。

MSN産経ニュースより

書評「債権なにがなんでも回収法」

石原豊昭『債権なにがなんでも回収法』

 貸した金や商品の代金の取立てについて、波風の立たない穏やかなやり方が相手に強烈に嫌がられるやり方、若干違法性のあるやり方まで、債権回収に使えるさまざまな方法を紹介している。
 本書では法律の話はもちろんあるが、それがメインではない。債権回収の2要素は「支払い意思」と「支払い能力」である。相手が借金を返す気が無いと訴訟など面倒な手段を用いなければならなくなる。どのように債務者を追い詰め、借金を返す気にさせるかなど、駆け引きのやり方について説明している。債務者への圧力のかけ方もいくつか紹介されているが、債務者の自宅へ夜討ち朝駆け、さらに、第三者の同情を得て債務者がその地に住みづらくなるように「頼むよ、ナ、頼む、返してくれ」と言うなど債務者がバツの悪い思いをするような演出をするとよい、という方法には感銘を受けた。他にも、どこの悪徳弁護士だと突っ込みたくなるような方法が紹介されている。

 法学部生など、債権法(民法)を学ぶ人は、これから学ぶことが債権回収にどのように使われるのかを知るために、本書を読むことをおすすめする。

書評「いちばんわかる税法の本」

野口浩『いちばんわかる税法の本』TAC出版

 所得税、法人税、消費税、相続税についての大まかな説明を分かりやすくしている。三木義一先生の「よくわかる税法入門」ほどチャラチャラしておらず、各税目ごとに説明されている。
 著者は税理士であるが、時々、税理士の立場から複雑な税制やそれをなかなか理解してくれない経営者に対する愚痴があったりして面白い。税理士としての経験談も多いから、税理士がどんな仕事をしているのか参考にすることもできるだろう。

 一般人は、税法はサラリーマンに厳しい、消費税はお店で商品を買った消費者が納税するものだ、相続税は自分が相続した財産にかかる、と思っていることがしばしばあるが、それが実は誤解だということもこの本を読めば分かりやすく説明してくれる。

脳死は人の死か? 税務署に聞いてみた

脳死は人の死か。
旬を過ぎた話題だが、去年の今頃は議論になっていたな。

そこで、確定申告書を出すついでに税務署の人に聞いてみた。

なんで税務署に聞くのかというと、ここは相続税を扱っているからだ。かなりのレアケースだとは思うが、脳死と心臓死のいずれを死亡、つまり相続の開始とするかで相続税の金額が変わることがある。簡単に言うと、死んだ人の子供(法定相続人)の数が多ければ多いほど、一人当たりの取り分が減るから、税率が低くなる。死んだ時点で子供が1人か2人かで相続税の金額は違うことがある。

質問
「相続税の計算をする時、脳死は人の死として扱うのですか。例えば、父親が脳死状態になり、その後息子が亡くなって、その後父親が臓器を摘出されるなどして心臓死になった場合、父親はいつ死んだことになるのですか?」

税務署員
「すみません、ちょっと調べてきます。」

数分後
税務署員
「医者が死亡届に書いた日ですね」


そう来たか。
じゃあ、死亡届にはいつの日付を書くのかな。機会があれば聞いてみたい。

食料自給率金額ベース66%だから大丈夫、に反論

浅川芳裕著『日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率』の書評が「日刊サイゾー」に掲載されている。ここから少し引用する。

では、食料自給率のどこがインチキなのか。国が国策として向上をうたう自給率には「カロリーベース」と「生産額ベース」の2種類があるという。僕らがふだん見聞きするのはもっぱらカロリーベース自給率で、最新値(2008年)は41%だ。一方の生産額ベースではどうかというと、07年で66%。著者の試算によれば先進国中3位の数字だそうだが、こちらはほとんど話題に上らない。なぜ、わざわざ自給率を低く発表し、国民の不安を煽るのか。



 本書はまだ読んでいないが、タイトルから想像すると、これが本書のメインテーマだろう。

 金額ベースの食料自給率は66%もあるから大丈夫だ、と言いたいようだが、そのような統計の使い方は間違っていると思う。
 政府は何のために食料自給率の数字を使っているのか。食料輸入によって貴重な外貨が流出することを憂慮しているためか。それならば、金額ベースの数値を使うことにも合理性はあるだろう。
 しかし、終戦直後までの時代ならともかく、現在の日本でそのような心配をしている人はほとんどいないだろう。食料自給率が低いことを心配するのは、もし戦争などで食料輸入が途絶えたら国民が飢えるからだ。金額ベースの食料自給率がカロリーベースのそれよりも高いのは、日本産の農作物の価格が高いか、食ってもエネルギーにならない野菜の比重が高いか、その両方だ。後者は分からないが、前者は確実だろう。それで、その数値が高いと何か安心できるのか?国産農作物の価格と外国産農作物の価格の差が広がれば広がるほど金額ベースの食料自給率は上昇するが、それによって輸入が途絶えたときに国民が飢えなくなるのか?
 
Pitta
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