つぶや記

京都で大学生をやっている松岡智之です。 新聞記事に突っ込んだり、読んだ本の感想なんかを徒然なるままに執筆します。

2008年03月

ヤマダ電機正月休業とその理由付け

ヤマダ電機、元旦の初売りセールを取りやめ - GIGAZINE

 ヤマダ電機が1月1日の営業を取りやめるそうだ。それ自体には異論は無い。正月に社員を休ませることに誰が文句を言おうか。
 しかし、なぜその理由付けに、取って付けたように環境問題を言い出す?「社員に楽させるため」では客が怒ると心配して今流行の環境問題を持ってきて、これなら文句ないだろうということか?

(PDFファイル)ヤマダ電機グループ「1 月1 日(元旦)の全社休日」のお知らせ


 今や環境保護は錦の御旗ですからな。何でもかんでも環境保護を目的にすれば、人々は従うだろう。そりゃ、営業時間を少なくすれば電気代も少しは減るだろうが、ほとんど年中無休でやってる店が正月だけ休むのに「環境保護」を持ち出すのはおかしくないか。週休2日とか言うのなら分からんでもないが。


 それと、最近気になるのが、銭湯や温泉などの「警察署の指導により、刺青をした方の入浴はご遠慮ください」や、温泉や遊園地、カラオケボックスなどの「飲食物の持ち込みは保健所の指導により、禁止させていただいております 。」などの言い訳。
 本当に警察や保健所がそんなこと言っているのか?刺青の方はヤクザ絡みということであり得そうな気もするが、刺青をしてたらみんなヤクザか。
 飲食物の持ち込み禁止も、店によっては「ご自由にどうぞ」って所もたまにあるぞ。要は、「他の客がビビッて逃げる」とか「入場料以外の食い物の売り上げが下がる」とか、そういうことだろう。
 ○○さんに言われたから、などの言い訳は言ってる人からすれば使いやすいだろうが、それが嘘っぽい言い訳だったら、聞いてる人には不愉快だ。

三池島 タダでもいらない 金が無い

地元大牟田発のニュースです。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20080329/20080329_008.shtml
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080329-00000002-nnp-l40
初島 三池島 タダでもいりません 大牟田市「維持費出せない」
 福岡県大牟田市は28日、三井鉱山(東京)から無償譲渡を打診されていた有明海の人工島、3池島と初島の受け入れを見送ったと発表した。三池島は希少種の野鳥ベニアジサシの営巣地となっているが「財政難で島の維持管理費を確保できないため」としている。

 両島は有明海海底に延びる三井三池鉱坑道の換気用に建設された。同市沖合2キロの初島(直径約120メートル)は1951年に完成した国内初の人工島。70年完成の三池島(直径約90メートル)はベニアジサシの北限営巣地で、オーストラリアからの渡りも確認されている。

 三池島をめぐっては、日本野鳥の会が「民間に譲渡され、釣り場などになると、貴重な野鳥生息地が損なわれる」として、同市に譲渡受け入れと環境保全を要望。初島についても、大牟田観光協会などが観光資源として活用を申し入れていた。

 市は2006年5月、同社から譲渡申し入れを受けていたが「波による浸食もあり補修費の予測が付かない」と判断した。三井鉱山は「今後の対応は社内で検討したい」としている。


=2008/03/29付 西日本新聞朝刊=
2008年03月29日01時59分





 大牟田市の財政難は日経新聞の特集に組まれるくらいだからな。数年前から20億円くらいのカラ財源でしのいできたけど、2008年度にはもう予算は組めない、って書いていたような。それに、近隣の高田・山川町は瀬高町に取られれて旧三池郡統一構想は消滅し、市街地がつながっている双子都市荒尾市は他県だから市民感情ではほとんど問題なくても福岡・熊本県の承認を得るのが極めて困難など、平成の大合併に完全に取り残されて、地方交付税がどうなるだろうかと心配だ。しかも、この政治情勢では、大牟田の守護神と言っても過言ではない古賀誠がいつまで道路や港湾工事を持ち帰ってくれるか分からない。

 そのような苦しい財政事情を抱える大牟田市が野鳥のために島の面倒を見ることが難しいというのはよく分かる。しかし、野鳥生息地保護のためなら、補修とか維持管理とかする必要はあるのかな。いつ崩れるか分からないのであれば、「危険立ち入り禁止」の札を掲げておけば済む話だろう。もし勝手に入ってどうなっても、そんなこと市の知ったことではない。それに整備された人工島よりも、廃墟と化した島の方が野生動物にとっても住みやすいのではないだろうか。

秘密基地が崩れて


イザ!:「基地」に全身埋まり死亡 穴掘り遊びの男児
イザ!:以前にも砂崩れる 大阪・小6変死、1週間前から「秘密基地作り」

 小学生が人が入れる大きさのトンネルを作り秘密基地にしていたが、土が崩れて埋まってしまい、亡くなるという事故があった。



 秘密基地か。私も昔やったものだ。でも、こういう事故があると、禁止とか言う学校も出るだろうな。
 秘密基地というものは、男子にとっては貴重な遊び場だ。しかし、都会ではこういう遊びができる場所は少なくなっているだろう。事故のあった場所は大阪市の河川敷か。整備された公園やゲームセンターはたくさんあっても、自分で頭を使って遊べる場所は少ない所だろうな。その限られた場所の一つが大和川河川敷だったのだろう。

 事故が起きたのだから、学校側としても何らかの対策を迫られることになるだろう。私は全国で数年に一度くらいの頻度で起きるような事故のために子供たちの遊びに大人が干渉すべきでないと思っているが、そういうわけにもいかない大人の事情もあるだろう。
 しかし、「秘密基地遊び禁止」などとは言わないでほしい。いや、言うだけなら結構だが、守らせないでほしい。これこれこういう事故があったから、補強も無しに横穴を掘って遊ぶのは危ないよ、とか、そういう風な指導にとどめてほしい。

裁判の傍聴に行ってきた

 ゼミの課題に裁判傍聴レポートがあったので、京都地方裁判所に傍聴に行ってきました。
 前日からの忘年度会と徹夜カラオケのため、起床は昼過ぎ。裁判所に到着したのは4時ごろ。その時間から間に合う裁判を探して、たまたま入った法廷が結構すごかった。事件は強制わいせつ。よくありそうな事件だが、テレビカメラが2台入っており、傍聴席はほぼ満席に。
 この日は判決で、判決を聞けば事件の概要と結果が分かる。被告人が法廷に入る。年は自分と同じく20代前半といったとことか。被告人上村拓は捜査段階では容疑を認めたが、裁判では否認。自白したのはアカガワ捜査官の暴行のためと主張していたらしい。否認事件は日本では少ないから、初めての刑事裁判傍聴で見ることができたのは運がよかったのかもしれない。と書けば不謹慎だろうが。
 判決文を聞いていると、どうやら、被害者は太ももなどを触られたが犯人の顔を見ていないらしい。その代わり、犯人の強烈な体臭は覚えていたそうだ。そして、被告人はホームレス状態で、同じ臭いがしたという。
 しかし、被告人は「女性の悲鳴が聞こえたから近づいて警察に付き添った」として容疑を否認。もし犯人なら、普通もう一度その女性に会おうとは思わないだろう、逃げたほうが捕まりにくいだろう、と私は考えた。

 裁判所は臭いの証言を証拠に採用し、被告人は懲役2年執行猶予4年の有罪判決。でも、臭い人は他にもいるかもしれないだろう。それだけでは証拠としては弱くないかな。この判決に至る審議を全く聞いていないからどうなっているかは知らないが、「汗臭いからお前だ」くらいに乱暴な事実認定だと感じる。
 判決を言い渡されて、被告人はどことなくほっとした表情を浮かべているように見えた。同じ有罪でも刑務所行きとそうでないのとでは大きく違うだろう。


 家に帰って、この事件について何か報道があってないかと思い、いろいろ調べてみると、なんと、この被告人は自衛官ではないか。どうりでテレビが来ているわけだ。同じ痴漢事件や船舶事故でも、自衛隊絡みとそうでないのとではマスコミの扱いは大違いだからな。

 さて、傍聴レポートのネタはできたと。あとは、社会に影響を与えた裁判についてのレポートか。何にしようかな。危険運転致死傷罪が適用されるかどうかでもめた事故があったから、それにしようかな。
 



関連記事
女性の胸など触る 海自隊員に有罪判決

チベット暴動鎮圧抗議デモに参加した 大阪3・23

 3月23日、大阪で行われた、中国によるチベット暴動への弾圧に抗議するデモに参加した。

 こういうのに参加したのは初めてです。デモとかそういうのを一度くらいはやってみたいと思っていて、前日の夜にmixiニュースのチベット関連の日記を見てデモが予定されているのを偶然知り、ちょうど時間が空いていたから行ってきました。

 参加者は目測で500人くらい。主催者発表は600人。沖縄式計算手法を用いれば1万人といったところか。沖縄タイムスがこのデモについてどう報道するかが気になるところだ。

 出発前に、ウイグル人から大きな東トルキスタン亡命政府の国旗を預かり、30分くらい持ってました。空色の背景に月と星という綺麗な旗です。トルコ国旗と色違いらしい。
 集会というか挨拶には民主党の国会議員(神戸から来たと言っていたが名前は忘れた)が「人権弾圧国家にODA7兆円を出すとは何事か」といった趣旨の演説をしていた。その言葉は政府与党だけでなく御宅の党首にも言ってください。あと、島根から来た方が竹島の話を少々。よく考えれば、竹島問題ではほとんど島根県が一人で頑張っているように見えるが、これって異常だよな。政府が弱腰を通り越してほとんど無関心だから、やむを得ないだろうが。

 それと、聞いた話によれば、中国側のスパイも来ていたらしい。中国領事館から雇われて主催団体に潜入し、数年間その団体で活動していて、何らかの理由でスパイであることが判明したらしい。その人がノコノコとこのデモに来たというのだ。

 集会の後、モンゴル自由連盟党(内モンゴルの政党らしい)の旗を持って出発。チベット・ウイグル・モンゴルの中国から弾圧を受けている3民族と一部の漢民族が力を合わせれば何とかなるといった趣旨らしい。

 行進中に叫んだ言葉は
「チベットに平和を」
「チベットに自由を」
「内モンゴルに自由を」
「人民解放軍はチベットから出て行け」
「北京オリンピックをボイコットしろ」
「フリー・チベット」

 こんな感じだったかな。
 ときどき、スポーツに政治を持ち込むなという人がいるが、それならばオリンピックに「平和の祭典」という枕詞を付けるのはやめるべきだ。「平和」は「戦争」の対義語であり、それらは政治の延長にあるからだ。戦争も平和も我関せず、黒字決算目指して頑張ってもらうがよい。

 ところで、韓国領事館前では「竹島を返せ」のコールも。これについて、抗議している人がいた。その人の言い分は、「竹島のことは別の機会にやるべきだ。今回はチベット問題の一つに絞るべき。在日朝鮮人も味方に付けるために連中を刺激することを言うな」というものだ。分からんでもないな。私も、チベットやモンゴルの旗を掲げてながら言っていいものかとためらった。ただ、その人の怒り方は尋常じゃなかったな。

 とまぁ、こんな感じのデモだったが、日本ではデモに参加するために命を賭ける必要はない。かける必要があるのは時間と交通費くらいだ。行進しながら思ったのだが、自分たちのやってることは、チベット人が今やっていることの何万分の一の価値しかないだろうなと。安全圏に身をおいて言いたい事言ってる私たちに比べ、彼らは本当に命がけだ。安易に頑張れなどとは言えない。しかし、彼らの戦いがいつか実を結ぶことを祈りたい。


チベット問題についての考察

 チベットでは共産党政府による民族絶滅政策が続けられているが、ダライ・ラマ14世はあくまで平和的に解決したいらしい。だが、連中に話し合いなど通用しないろうな。
 インド独立闘争では、マハトラ・カンジーが非暴力・不服従を貫いて独立を勝ち取ったと言われているが、それとともに、チャンドラ・ボースなどのように侵略者に実力をもって戦った人たちがいたことも忘れてはならない。
 チベットにはガンジーはいる。しかし、ボースたる人物は今のところ見当たらない。チベット仏教は平和な宗教だから仕方ないのかもしれないが、実際に共産党によるチベット支配に大きな障害が立ちはだかるという状況を作り出さない限り、独立はおろか「高度な自治」の獲得も難しいだろう。



関連記事・リンク

ブログ
<活動報告>2・23大阪シナ領事館抗議行動
ニュース
チベット暴動]中国政府に抗議、都内でデモ行進
北京五輪、選手間にボイコットの動き チベット問題

金八先生第8シリーズ最終回

 3年B組金八先生第8シリーズも本日で完結しました。

 今シリーズはいつもに比べて内容がソフトになった気がします。第5シリーズから私は金八先生を見ており、いつも波乱万丈ハラハラドキドキな展開に手に汗握っていたものですが、今シリーズはそのような話は少なかったです。千尋が男に騙されて連れて行かれたときくらいでしょうか。
 金八先生も定年が近づき、ますますヒートアップ、というわけにはいかないでしょうな。若干覇気がなくなってきたことは否めませんが、ベテラン教師としての味と風格、そして、普段のおっとりとした声と、ここぞという時に渾身の力を込めて張り上げる声とのギャップが新たな魅力を出していると思います。

 さて、第8シリーズのテーマは問題親でしたが、いろいろいましたね。息子が宿題で出した絵がコンクールに選ばれなかったことで教育委員会に訴えたり、娘に友人がぶつかって転倒・負傷し、当事者同士では解決しているのに民事裁判をやってみたりと。モンスターピアレンツ。ドラマに出た親達は誇張ではなく、実際にはもっとすごい人がいるらしいです。
 あと、学校裏サイト。私の母校にもあるようですが、ここまで陰湿じゃなかったです。といっても、検索サイトで学校名入れて出てくるようなサイトしか知らないので、逆SEOをしているような本格的な裏サイトについては存在を知らないだけかも。
 多くの場合、生徒や先生の悪口を書きあったりするなど悪いように描かれていますが、逆にそれが良いように描かれていたことが私の記憶の中では2度ある。1度目は、千尋のSOSを裏サイトのおかけで察知したこと。2度目はみんなが裏サイトで本名を出していたシーン。きっと、“インターネット=裏サイト=いじめ=禁止しちゃえ”のような短絡思考に与したくなく、インターネットは便利なものだが使い方次第だと言いたいのだろう。


 ところで、卒業式の3B全員による答辞だが、あれを見て3Aの人が可哀想だと感じたのは私だけだろうか。

MKバイキングに行ってきた

 MKバイキングに行ってきました。
 場所はMKタクシー上賀茂営業所で、もともとは社員食堂だったのを一般人にも開放したらしい。
 お値段はなんと500円。これで食べ放題というのはすごい…


 と思って行ってみたが、うん…まぁ…
 安いのはいいんだけど、味は期待外れ。って言うか、肉を出せ。牛肉を出せとは言わない。だが、せめて鶏肉くらいは欲しいぞ。

 価格は500円で、味はそれ相応だった。以上。
 今後、自転車を30分以上こいでその店に行くことは、たぶんないだろう。

ハルヒがこんなとこにも

 ついにハルヒが世界進出です。



 パレスチナ紛争が最近また激しくなってきており、それに対する抗議デモが起きたわけですが、そこに涼宮ハルヒのプラカードを掲げた少女が参加していたらしい。

 なぜハルヒがそこにいるかというと、ある掲示板(72)には


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向こうで翻訳されたわけではなく、

「日本のアニメは宗教の枠に縛られない」

「日本に、女の子が世界を創ったと言うアニメがある」

「なんでもその子が望む世界になるらしい」

(ヒーローものを見るとなりきる人がいるように、
セーラムーンがはやったときに、夢見る女の子がいたように)

「私もその子になりたい」
「その世界には戦争はないの?すてきな世界」

な流れ。ちなみに涼宮ハルヒって言葉は伝わっていない。
当然、作品の内容も、正確には伝わっていない。そもそも翻訳本がない。
掲げている少年にしても「とりあえず凄いアニメの主人公」ってこと。

俺らが、仏像を見ても、その仏像の正式名称を言えないのと同じだ。


http://imihu.blog30.fc2.com/blog-entry-2315.html より
-------------------------------------------------------

 という投稿があった。

 日本アニメは海外でも有名だからな。その中でも、よくネットで話題になっている作品だから、戦場化しているパキスタンでも知られているのだろう。

初音ミクに校歌を歌わせてみた

 初音ミクに学校の校歌を歌わせてみた動画ならたくさんあるが、ついにホームページに制式採用する高校が現れた。
 その名も福島県立小高商業高等学校である。

 ミクの歌は「学校概要」を開いて聞くことができる。
 
 ところで、この高校の一押しはパソコンのようである。「設備紹介」を見ると、ほとんどパソコンの自慢で占めている。また、文化系部活もパソコン部・プログラミング部・ワープロ部と、6つのうち3つがパソコン関連である。パソコン部は「HP更新のお手伝いもしています」とあるので、初音ミクを制式採用したのはおそらく彼らであろうと私は推測している。



関連記事:livedoor ニュース - 【トレビアン】学校の校歌を初音ミクが歌う!

 

痴漢でっち上げ

 地下鉄御堂筋線で起きた痴漢でっちあげ事件について一言言いたい。

 示談金目当てに被害者を演じる人は昔からいただろう。当たり屋なんてのもいたし、今回は女性とグルになって痴漢被害を訴え出て金を巻き上げようとした。決して珍しいケースではない。何もしていない人に濡れ衣を着せてその人の人生を台無しにしかねない犯罪に対しては厳罰に処すべきだ。その悪質性は後遺症付の傷害事件に匹敵するだろう。いや、それ以上だ。怪我なら被害者は同情してもらえるし、いろいろ公的扶助も受けられるが、犯罪者にされたら仕事も家族も信用も失う。本来なら示談金目的の痴漢でっち上げは懲役6年以上または無期懲役の強盗致傷と同等の犯罪だ。

 それはいいとしても、警察のコメントは何だ。「私たちもだまされました」だと?何を被害者ぶってんだ。被害者証言が必ずしも信用できないことはこれまでの経験から明らかになっているだろう。例の如く自称「被害者」を丸々信じて、「加害者」扱いされた男は即痴漢犯人だ。
 こういった捜査手法(そもそも「捜査」と言えるか疑問だが)を続けていると、示談金目当ての偽被害者はこれからも続出するだろう。

参考記事
毎日新聞:<痴漢でっち上げ>逮捕の甲南大生、退学処分へ
イザ!:【衝撃事件の核心】ブログで「憂国」気取る 痴漢でっち上げ大学生

3・14なは・あかつきラストラン

 なは・あかつき号他これまで私たちを支えてきた寝台列車が、2008年3月14日に最後の運行を迎えました。私も京都駅になは・あかつき号を見送りに行ってきました。

 しかし、予想はしていたが、ものすごい人の数です。祭りでもやっているのかと思うくらい。始発だから、たくさん写真を撮れるということで、日本中から鉄道ファンが集まっているのでしょうか。先日の日記にも書いたが、彼らは写真を撮るために札幌から来ていたとしても不思議ではない。

 そういうわけで、列車より人込みの写真が多いような気もするのですが、気にしないでください。




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 そして、ついでだからと、14日深夜は徹夜でカラオケに行き、15日朝に京都駅に到着するなはにも立会いました。だんだん自分でも鉄分摂取量が増えてきている気がします。
 それにしても、朝っぱらから完全装備でまた人、人、人。昨夜よりは少ないけど、皆様なかなか本気ですな。もっとも、私も人の事を言っている場合ではないのですが。

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 これで、今まで旅行や帰省で乗ってきたなは号とはお別れです。寝台には新幹線には無い魅力がたくさんあるのだが、これも時代の流れだろうか。寂しい限りだ。

 なは・あかつきよ、今までありがとう。本当にご苦労様。

 そして、来年の3月には東京−熊本のはやぶさも廃止です。はやぶさには一度も乗ったことが無いから、今度実家に帰るときには乗らないとな。



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 3月12日の寝台特急なは・あかつき(上り)に乗りました。廃止間際からか、この日はいつもより多くの人が乗っていました。

 20時58分大牟田駅を出発。鳥栖での機関車交換では、多くの人が写真をとっており、KABという熊本のテレビ局も来ていました。私も何枚か撮ってみたものの、旧式のコンパクトデジカメでは夜間撮影は厳しいです。フラッシュを焚くと画面が暗くなるし、焚かないと手ブレ。手ブレ感知機能は付いているけど、せっかくだから手ブレ補正機能も欲しいです。

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 ところで、買った切符は個室Bソロ。個室と言っても料金は一番安い寝台と同じで、広さはカプセルホテルくらい。見知らぬ人の隣で寝るのは好きじゃないし窓が大きいからいつもは個室を取っていたが、一人寂しく最後のなは乗車を迎えるのは寂しい気がして、ロビーカーへ移動。なかなかの鉄道ファンと意思疎通困難な韓国人と一緒になる。何人かが酒を持ち寄って、私も泡盛を1本持っていった。韓国人もハングルで書かれたペットボトルの酒を持っていたが、あれは結構いけます。
 彼らにとっては、どの区間でどの機関車が牽引するかとか、どこにどの型番の電車が走っているかなどは常識らしく、駅に止まると猛ダッシュで撮影ポイントに向かう。さすが、高そうな一眼レフカメラを持っていらっしゃる。

 ロビーにいた人たちと夜2時くらいまでいろいろ話していたが、いろいろ勉強になりました。その日いた人の中にはこれから銀河に乗るという人もいたが、みんな列車に乗るために旅行しているようなものだ。鉄道趣味は予算がかかりそうだ。


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ロビーの自動販売機。時々お金だけ取られてジュースが出ないはずれくじ付(笑)


 そのうちみんな眠くなってだんだん人も少なくなり、私も個室に戻る。
 目が覚めたのは6時くらいだろうか。明石海峡大橋もバッチリ見れました。
 三ノ宮を出たくらいで、車掌さんはお別れの言葉を。

 「これからも、はな・あかつき号は皆様の心の中で走り続けます」
 
 ジーンと来ましたね。なは号にはそう何度も乗ったわけではないが、しかし、線路を走るブルートレインの姿にはいつも憧れを持っていたものです。あの列車は大阪に東京に行くのだと。いつか乗ってみたいものだと。今の私は年に数回新幹線や寝台列車で京都大牟田間を往復するような生活をしているが、それでも、なは号は特別です。新幹線とは何かが違う気がします。


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ガス田問題 中国不利認める

MSN産経ニュース:東シナ海ガス田問題 中国高官「裁判なら日本が勝つ」 不利認める 2008.3.12 01:30

 日本と異なり、中国では言論統制が行き届いているから、政治家や役人が政府の考えに反する事を公に口にすることは滅多に無い。「国際法はヨーロッパでできたものだから、裁判に訴えたら(同じ自由主義社会の)日本が勝つだろう」などと負け惜しみの言葉でお茶を濁してはいるが、これは、中国が自分の非を認めたと考えていいだろう。北京五輪を前にして的外れな論理で他国の領土を略取しようとしている醜態を世界にさらしたくないからだろうか。
 いや、それとも実は日本政府と水面下で妥協が成立し、自分の非を認めたと見せかけて天然ガスをごっそり持っていくつもりではないだろうか。今までの中国を考えると、そうした懸念を拭い去ることはできない。
 ガス田の一部は中国の排他的経済水域にも及んでいるので、中国にも取り分を認めることについては異論はないが、その割合について日本政府がまともな交渉をすることを期待する。



記事抜粋

 共同開発の対象海域などをめぐり日中両国の主張が対立する東シナ海ガス田問題に関する日中協議で、日本側が国際裁判所に結論を委ねることを提案したのに対し、中国政府高官が「裁判に訴えたら日本が勝つだろう」と指摘し、国際法上は日本の主張の方に理があることを事実上認めていたことが11日、分かった。その上で高官は「(裁判で)日本に負けるわけにはいかない」と述べ、国際裁判手続きに入ることは強く拒否したという。
(中略)

 18年から19年にかけての協議で、日本側は「中国の言う大陸棚境界論は30年前の理論だ。(日本に対し強硬的な)中国国内世論が納得する形で協議を妥結させるためにも、国際裁判所の勧告を受けたらどうか」などと、国際司法裁判所や国際海洋法裁判所の審判を仰ぐことを繰り返し提案してきた。国際裁判の手続きには、紛争当事国間の合意が必要だからだ。
 これに対し中国政府高官の一人は協議の場で、「国際法はヨーロッパでできたものだから、裁判に訴えたら(同じ自由主義社会の)日本が勝つだろう」と中国側の不利を認めた。また、その上で「相手がベトナムならばいいが、(裁判で)日本に負けるわけにはいかない」と強調したという。

(中略)

 国家間の境界画定をめぐる国際裁判の判例は、1960年代までは中国が主張するような大陸棚の自然延長論を採用した例もあった。だが、80年代からは、両国の海岸線から等距離に暫定的な中間線を引き、双方の海岸線の長さなどを考慮して一部修正する「等距離原則」が定着している。

(後略)

フルメタ 最終章を前に振り返ってみる

 「フルメタル・パニック!せまるニック・オブ・タイム」が発売され、シリーズ完結まで残すところあとわずかとなった。ここれ、今までの話を振り返りながら、書評も兼ねていろいろと書き連ねていこうと思う。
 なるべく楽しみを奪うようなネタバレは避けるつもりだが、どうしてもストーリーに言及することになるので、注意して頂きたい。



 シリーズ開始は平成10年。物語上の時代もだいたいそのくらいだろう。ジャンルを定めるとすれば、学園ミリタリーラブコメといったところか。
 物語上の世界ではソ連は崩壊せず、中国は南北に分裂し、冷戦も終わっていない。また、AS(アーム・スレイブ)という巨大人型戦闘ロボットが開発され、陸戦で活躍している。
 主人公、相良宋介は幼いころ、乗っていた飛行機が北極の氷上に不時着し、ソ連軍に救助されたが暗殺者として育てられ、いろいろあって傭兵AS乗りとして各地を転々とし、秘密軍事組織ミスリルに入隊した。(詳しくは「極北からの声」で)
 ミスリルとは、冷戦が続き3度目の核兵器が使用されたことをきっかけに、「可能な限りの平和」を目指し、世界各地の武力紛争の火消し役をつとめる傭兵集団である。
 宋介はミスリルの任務で、都立陣代高校2年生千鳥かなめを護衛するために、その高校に転入することになった。千鳥はウィスパードという能力の持ち主で、未知の技術(ブラック・テクノロジー)を持っている。このような人物は世界に数十人存在し、アマルガムなどの組織に狙われている。そういうわけでミスリルが護衛することになった。
 そして、時には千鳥が敵に狙われ宋介が彼女を守るために戦ったり、またある時には幼いころから戦争付けの宋介が下駄箱に入れられたラブレターを爆弾と勘違いして爆破するなど戦争ボケっぷりを発揮し、千鳥、テッサ(16歳の女の子にしてミスリル西太平洋戦隊司令官、ウィスパード)の宋介をめぐる三角関係にやきもきさせられながら、物語は進行していく。
 基本的に、敵と戦うまじめな話は長編(「戦うボーイ・ミーツ・ガール」など動詞+英単語3つのタイトル名)、ラブコメな話は短編(「放っておけない一匹狼?」など漢数字が入り?で終わるタイトル名)に収録されている。長編で泣いて短編で笑うというのが一般的な読み方だ。


 そんな感じで、いろいろ事件に巻き込まれながらも何とか千鳥は高校に通い、宋介は高校生と傭兵を兼業するという日々が続いたが、ついに、千鳥はアマルガムに捕らえられてしまう。(「燃えるワン・マン・フォース」)ミスリルも総攻撃を受けて壊滅状態になり宋介は手がかりを探すために東南アジアのある国に行き、いろいろあって、うまく逃げたミスリル西太平洋戦隊と合流し、もうすこしで千鳥と感動の再開を果たすというところで信じられない展開に…(「せまるニック・オブ・タイム」)




 さて、これからどうなるだろうか。私としては、もう一度、大貫善治や会長閣下に活躍してもらいたいのだが。林水会長は「つづくオン・マイ・オウン」で宋介と千鳥のことを気づいたし、生徒の避難に協力したから、ひょっとしたらもう一度重要なシーンで登場するかもしれない。
 千鳥も、このあとどうなるだろう。本格的にレナード側に付いたことでひとまず安全な状況にいるようにも思えるし、そのレナードも敵になるとは考えにくい。宋介とカリーニンの出会いからこれまでの経緯を見て、この2人の関係は絶対のものだと信じたいし、カリーニンがほいほい裏切りを繰り返すとも思えない。普通に考えれば、千鳥が考えを改めて宋介・テッサ陣営に戻り、ミスリル対レナードの決戦になるのがオーソドックスな展開だが、私は、最終的には宋介・テッサ・千鳥・レナード・カリーニンの意見は一致するのではないかと予想している。

 それと、話は少し変わるが、このシリーズ全体を読んで、その裏側にある背景というか、著者の心情というものを最近私は感じるようになった。
 この小説に込められたものは、戦争とそれに対する日本社会・政府の無警戒さへの嫌気ではないだろうか。
 「揺れるイントゥ・ザ・ブルー」で、貧しい島国に置かれた米軍の科学処理工場がテロリストに襲撃されミスリルが対処するという話で、宋介の心情が次のように描かれている。「どこでも同じだな、と思った。貧しい国や地域が、いつも貧乏くじを引く。軍事基地、廃棄物処理場、原発。場合によっては、武力紛争というおまけがつくこともある。」(P.140)
 また、短編では、宋介の戦争ボケが注目されるが、逆に長編では日本人の平和ボケが描かれている。国内で戦闘が起きているのに、省庁間の縄張り争い、といった具合だ。平和を知らない戦争ボケの宋介と、平和に浸かり続け戦争を忘れた日本のコントラストには、少し考えさせられるものがある。

3月14日なは号の切符買えば良かった1

 実家から京都に戻るのに寝台特急なはのラストラン(3月14日)に乗ろうとしたが売り切れで買えず、仕方なく12日の切符を買ったことは以前日記に書いた。

 しかし、オークションを覗いてみると、寝台券がほとんど定価で売られているではないか。てっきり9000円のB寝台・特急券が3〜5万円で売られるだろうと予想して諦めたのに。妥協せずにヤフオクで買えばよかったと後悔。


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3月14日なは号の切符買えば良かった
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3・14なは・あかつきラストラン

Web収入報告

 私のサイトに貼り付ける広告を変えてみました。YahooのアドパートナーとPitta!というやつです。
 この2つは表示させるだけで報酬がもらえるインプレッション保障型で、リンク先で何か買ってもらう必要もなければ、クリックされなくても報酬がもらえます。
 だいたい1日100人前後の訪問者数のサイトで、5日間で25円、1ヶ月で100円ちょっとになると思います。

 まぁ、こんなもんかな。クリックされるのをひたすら待つよりも、こっちほうが毎日少しずつもらえるから、その点ではいいかもしれない。しかし、これでは生活費の足しにはならない。

ニュース・社会問題リスト

映画「靖国」に国が助成金など出すな
靖国神社を批判する映画を中国人が作ること自体は今さら驚くべきことではない。しかし、日本政府がその映画に補助金を出すとは…

痴漢でっち上げ
人の人生をぶち壊しにするような行為には厳罰を。警察もこういう人間がいることに気づけ。

ガス田問題 中国不利認める
東シナ海ガス田問題で中国の高官が「裁判になれば不利」と認めた。これは中国が己の非を認めたのか、それとも、日本政府のだらしない妥協の前兆か。

小浜市オバマヲ応援ス
米大統領候補オバマ氏を小浜市と旧小浜町が応援(便乗)

国歌斉唱の職務命令に反した教職員の再雇用拒否が違法?
有期雇用契約の強制更新を使用者に義務付けるつもりか?

毒餃子問題 今後の展開を予測する
段ボール肉まんと同じく、誰かを逮捕してケリを付けるか。

時効成立認めず
20年以上前の殺人事件。民法724条に従えば加害者は民事上の責任も問われないことになるが、裁判所は殺人行為自体の損害賠償請求を認めた異例の判決。

中国産毒餃子

橋下新知事、本気か


書評・レビューリスト

フルメタ 最終章を前に振り返ってみる
「フルメタル・パニック!せまるニック・オブ・タイム」が発売され、シリーズも残すところあとわずか。これまでの物語を振り返りながら、今後の展開について考える。

賀東招二『フルメタル・パニック せまるニック・オブ・タイム』
人気の学園恋愛軍事小説、シリーズ20作目。いよいよ佳境。

薬師院仁志『日本とフランス 二つの民主主義』
フランス流平等主義、右翼左翼の意味など

司馬遼太郎「坂の上の雲」1巻
日露戦争中の連合艦隊作戦参謀秋山真之らの人生を描く青春群像小説

アニメ「ジパング」
最新イージス艦が第二次大戦中の太平洋に飛ばされる。

映画「三池 終わらない炭鉱の物語」
三池炭鉱のお話。

古田博司『新しい神の国』
神道についてと、堕落した日本の左翼。

生活保護も格差社会?

イザ!:生活保護詐取、「ノー」と言えない行政側の事情

 昨年度の生活保護不正受給額が90億円に上った。通院費という名目で数十万円のタクシー代や飛行機代を出させたり、行ってもいない病院への通院費百万円以上ということも。そうかと思えば、生活保護をもらえずに餓死する人も。

 この事件とは直接関係しないが、どうも生活保護の水準は高すぎるのではないだろうか。一人暮らしでも、生活扶助が月額8万円程度、それとは別に住宅扶助3〜5万円、医療費全額、介護費全額、教育関係も何万円か出て、税金や社会保険料も取られず、10万円は軽く超える。私の支出よりも2万円以上多いだろう。

 これが全員に行き渡って財政が成り立っているのであれば文句は無いが、実情はもらえずに餓死する人間が出る一方で財政は破綻寸前である。

 生活保護は最低限度の生活の保障のためにあるはずだ。声の小さい人間が切り捨てられては意味が無い。予算に限りがあるのであれば、一人当たりの支給額を下げてでも全員に行き渡るようにすべきではないだろうか。

地球温暖化の原因は太陽?

 月刊宝島2008年4月号(669巻)に興味深い記事があったので紹介したい。

丸山茂徳『地球温暖化の主犯は「CO2」ではありません』P.14〜

 本書によると、地球温暖化の原因のうち、二酸化炭素が占める割合は小さなものだという。産業革命以降、二酸化炭素が原因の地球の温度上昇は0.4度だそうだ。
 それよりも大きな原因は雲の減少である。雲は太陽光を遮るため、雲の量が1%減少するだけで地球の平均気温は1度上昇するという。雲の量は宇宙放射線の影響を受ける。宇宙放射線は太陽の活動が活発になると地球に到達する量が減り、太陽活動が低下すると地球により多く到達するらしい。近年、太陽は活発に活動するようになり、それにより地球に到達する宇宙放射線は減少、雲の減少、地表に到達するする太陽光の増大、平均気温上昇というからくりになっているという。

 つまり、地球温暖化の原因は地球外にあり、人間にはどうしようもないらしい。
 しかし、著者は太陽活動は今後低下し、2020年には地球は寒冷化に向かうと予想している。


【関連ニュース】
地球温暖化の原因は二酸化炭素じゃないとなぜ誰もいわない?

一気に9冊4

 春休みは経済学の入門書とかジョージ・オーウェルの評論とか司馬遼太郎「坂の上の雲」などの長門的な書物を読もうと思っていたが、春休み前半を涼宮ハルヒシリーズに費やしてしまった。フルメタとか紺碧の艦隊とかも読み始めると一気に行くから、自分は小説が好きなのかもしれない。

 昨日、分裂まで読み終えたわけだが、アニメでやっていた話はほんの序の口だったようだ。アニメしか見ていなかった頃は、神とも言える能力を無意識のうちに持つ迷惑女子高生と彼女に振り回される宇宙人・未来人・超能力者・一般人のドタバタ学園コメディと思っていたが、どうやら、敵側(?)の超能力者、宇宙生命体、未来人が現れ、ハルヒ側の超能力者組織「機関」、宇宙的生命体「情報統合思念体」、未来人組織が共闘関係となり、宇宙的、時空的、超能力的な大戦争が勃発するのではないかという予感がするのである。想像していた感じとは少し違うな。暇つぶしに1冊買ってみて、今では次巻「驚涼宮ハルヒの驚愕」の発売を心待ちにしている次第である。

小浜市オバマヲ応援ス

知りたい!:OBAMA旋風 極東「小浜」発、「次期米大統領」熱援


 福井県小浜(おばま)市が名前が同じという理由でアメリカ大統領選挙の候補者オバマ氏を応援しているという。さらに、長崎県雲仙市(小浜町他6町が合併)が参戦。名物ちゃんぽんをチャンピョンに掛けたり、温泉の宣伝をするなど、便乗に余念が無い。地方自治体が他国の政治家を応援してよいのかという疑問はあるが、ほとんどギャグみたいなものだし、ここでは置いておくとしよう。
 しかし、他に町おこしのネタが無いのだろうか?藁にもすがらないといけないほどに困っているのだろうか。

「せまるニック・オブ・タイム」書評

「フルメタル・パニック せまるニック・オブ・タイム」


※ネタバレ注意






 フルメタもそろそろクライマックスに差し掛かってきました。今回はついに、ウィスパードの謎が明らかにされます。
 作中に出てきたウィスパードの中で誕生日が分かっている千鳥かなめ・テッサ・レナードはともに12月24日。やはりこれは偶然ではなかった。

 それにしても、今回は予想外な展開が多いです。ミスリル関係者が敵から攻撃されることは毎度の事ですが、まさか千鳥が…千鳥が敵に襲われたのではない。千鳥がレナード側に付いたのだ。それも、精神的に追い詰められての結果ではない。その直前に大佐殿と感動の再会を果たし、もうすぐ宋介にも会えるという時にだ。おそらく、実験施設やむすく11の深奥部に入ったことが彼女の精神に大きな影響を与えたのだろう。
 それと、これも薄々感づいてはいたが、レナードはやはり本当の悪役ではないようだ。アマルガムも彼にとっては利用対象かもしれない。レナードはウィスパードによって狂った世界を元に戻そうとしている。しかし、どうやって?千鳥もカリーニン少佐もレナードの考えに賛同している。カリーニン。飛行機事故に遭った宋介を助け、その後養子にしようとし、長く行動を共にしただけに、カリーニンと宋介が敵対するというのは想像できない。私は今まで大佐殿の言う「ウイルス」役としてアマルガムに乗り込んでいたのだと思っていたのに。もっとも、ウイルスとして機能しているとも言えなくもないし、レナードもどうなるか分からない(本当に敵かどうか微妙)。今後の展開が気になる所だ。

 そして、一番驚いたのが、クルツとマオだ。まさかあの二人がとは。しかも、いきなりだ。千鳥と宋介のように10冊以上の前ぶりがあれば分からなくはないが。
 あの後、クルツはどうなっただろうか。今のところ分かっているのは、意識を失ったことだ。ヤバそうなことは分かる。瀕死の重傷を負った宋介はすぐにレモンに助けられたから命拾いしたが、今回クルツを救援した勢力は見当たらない。実はどこかで生きていて、宋介・マオのピンチにライフル1発をお見舞いしてくれるのか。その後マオに羊100頭を贈るのか。



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