この高校、たぶん、いっぱい批判を受けるだろうが、私は仕方ないと思うな。
白血病患者にとっては健常者にはちょっとした風邪で済む菌も致命的だろう。この人を受験させるためには他の受験生が使用しない教室、トイレ、そこへ行く無人の廊下が必要になる。となると、1フロアを丸ごとこの患者のために空けないといけない。
高校によっては受験くらいは可能かもしれない。しかし、個別授業などはほぼ不可能だろう。
最近は子供が遊んで怪我した程度で学校を訴える親もいると聞く。「学校の管理が不十分だったせいで子供が死んだ」などいわれることを考えたら、白血病患者を受験させることはちょっとしたリスクだ。
あと、どーでもいいことだが、朝日新聞はこの白血病患者を「がんを患う中学3年生」と表記している。白血病は「血液のがん」とよく表現されるが、「白血病」というメジャーな病名をなぜ上位概念の「がん」と書くのだろう。
「がん」は普通、他人と会うことができなくなるような病気ではない。「白血病」ではなく「がん」と書くことで、「なぜ長崎日大高校はこんな酷いことをするんだろう」という印象を持たせようとしたのだろうか。一応、「生徒は治療で抵抗力が弱っており」と書いてはいるが、「白血病」と「がん」では受け止め方が違う。
朝日だから、そういう見方をついしたくなるなぁ。