3月14日をもって寝台特急なは(京都−熊本)は廃止となる。寝台急行銀河(東京−大阪)、寝台特急あかつき(京都−長崎、京都−鳥栖はなはと連結)も廃止され、来年の春には寝台特急はやぶさ(東京−熊本)も廃止だ。

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 私も実家から京都に戻るのになはに乗ろうと思い、3月14日発の上りの切符を買おうとしたが、売り切れだった。駅員に聞くと、発売日の2月14日は朝から並んでいたという。昼の1時に駅に行った私は甘かった。

 かつては全国を走り回っていた夜行列車がどんどん減っていくののは寂しいものだ。確かに夜行列車のスピードは航空機や新幹線には敵わない。
 しかし、景色に見とれながらゆっくりと旅をする魅力もまた格別ではないだろうか。みんな急ぎすぎだ。それに、利便性を言うならば、夜、新幹線より遅く出発して、朝、新幹線より早く到着する夜行列車は捨てがたいと思うのだが。
 これも時代の流れだろうか。

 そういえば、海援隊の「思えば遠くへ来たもんだ」でも、夜汽車の汽笛聞くたびに故郷を思い出す様を歌われている。あの列車は故郷九州に向かっているのだなと。あれに乗れば帰れるのだなと。そして、故郷を思い出すのだ。新幹線も博多に秋田に山形にと走るが、あれでは故郷は思い出せない。航空機に至っては福岡空港に行くのかシャルル・ド・ゴール空港に行くのかさえ分からない。やはり、夜行でなくては絵にならないのだ。












 と言いつつ、私は特に理由(朝早く着きたい、夜遅く出たい、とにかく乗ってみたい)がなければ、新幹線より高い寝台車は使わないのだがな。だいたい新幹線か18きっぷ。


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