日本の調査捕鯨船がまたシーシェパードに攻撃された。こちらには怪我人まで出ている。

 もはや、海上自衛隊に護衛をお願いする他無いのではなかろうか。

 海上自衛隊が調査捕鯨船を護衛することのメリットは二つある。
 一つ目は、シー・シェパードに対する抑止力だ。さすがに、軍艦の近くで海賊行為をやるだけの度胸は無いだろう。

 二つ目は、もし護衛艦が近くにいるにも関わらず攻撃を仕掛けてきた場合、海上自衛隊が調査捕鯨船を守るためにシー・シェパード船を攻撃することになるが、これは良い実戦経験になる。幸せなことに、日本は第二次大戦以来戦争に巻き込まれずに済んだが、おかげで自衛隊に戦争を経験した人間がいなくなった。
 シー・シェパード退治が「実戦」と呼ぶに値するかは確かに疑問だが、訓練以外で「敵」を持ったことの無い自衛隊にとって、それなりの経験にはなるだろう。

 懸念される外交問題も大したことないだろう。自国の船が攻撃されているのを指をくわえて黙ってみている軍隊がどこにあるのか。海賊の取り締まりは各国海軍に条約で認められている。自衛隊がやったって何ら問題は無い。
 日本嫌いの中国・韓国は反対するだろうが、他の反捕鯨国はどうだろう。自衛隊の護衛に反対することは、シー・シェパードのテロ行為を擁護することと同義である。簡単にはできないと思う。

 憲法9条についても問題無いと思う。自衛隊の海外派遣について裁判所は、抗戦相手が「国または国に準じる組織」の場合に違憲判断を行ってきた。2008年4月7日名古屋高裁判決ではイラクのテロリストが「国に準じる組織」と判断し、自衛隊のイラク派遣を違憲とした。しかし、シー・シェパードが「国に準じる組織」だとは、気が狂った名古屋地裁でも考えないだろう。


 自民党は海上保安庁の巡視艇を派遣しようとしていた。海保では遠洋航海に耐えうるか疑問だが、それでも政府が実力をもって日本船を守ろうとしただけでも評価できる。自民党の対応は全く不十分だったが、それでも望みはあった。
 一方、この自民党から政権を奪った「いのちを守る」民主党は、お口以外は今何してるんだろう。