また亀井大臣がおかしなことを言っているようだ。

「国民の相当数いかれている」亀井金融相
基地移設
 亀井金融相は23日の記者会見で、沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設問題で、県外に受け入れの動きが出ないことについて、「国民の相当数はいかれてしまっている。『犠牲は全部ひと、自分は嫌だ』と言う」と述べた。

 亀井氏は移設先について、「県外、国外がいいに決まっている。そういう可能性は一生懸命追求しているが、残念ながら今のところ、自分たちも負担しましょうという日本人はいない」と指摘した。

 そのうえで、国民新党が提唱しているキャンプ・シュワブ(名護市など)陸上部への移設案を、「ベストじゃないけど、ベターの案じゃないかと思っている」と語った。

(2010年2月24日01時44分 読売新聞)


 確か、橋下知事は関空受け入れ可能だと言っていたな。

 それは置いておくとして、自分の家の近くに軍事基地が来ることを望む人間などいなくて当然だろう。原発、産廃処理場も同様だ。それでも必要なら反対を押し切り、あるいは金で懐柔し、どこかに設置するのが政府の仕事だ。自ら進んで受け入れる県が無いことを批判するなど、筋違いにもほどがある。

 先の衆院選では、民主・社民・国民新党は県外移設を主張していたが、まさか、他の県なり市が自ら進んで米軍基地を受け入れてくれるとでも思っていたのか。甘い。もしそうなら、好意的に解釈して馬鹿、順当に解釈して詐欺師だ。

 そもそも、普天間基地の移設先はどこでもいいという問題ではない。中国・台湾・朝鮮に近すぎず遠すぎないことが重要なわけで、大阪や北海道などが受け入れを表明したからといってそこに置くわけにはいかない。ましてやサイパンなど、軍事音痴にもほどがある。