志茂田景樹『戦国の長嶋巨人軍』


 長嶋監督率いる巨人軍が自主トレ(と言うよりキャンプでは)で精神鍛錬の一環として自衛隊に体験入隊し、訓練中に突然戦国時代にタイムスリップ、桶狭間の戦いにやって来た。そこで現代兵器を用いて織田軍に加勢しながら戦国の世に野球を広めるというお話。

 この本はすでに絶版で、アマゾンでの中古購入価格が5000円を超えているから
手が出ない。図書館にないか検索すると、家からバイクで1時間の久御山町立図書館にあった。そういうわけで、簿記試験が終わった翌日に行ってきました。

 読んだところ、なんか、昔コロコロコミックでやっていた『ゴーゴー!ゴジラッ!!マツイくん』の小説版と言われても全く違和感の無い出来だった。長嶋監督が楽天的で一瞬で順応したり、桑田が饅頭屋を始めて失敗したり。
 巨人軍は織田信長に加勢するのだが、信長は野球をとても気に入り、巨人軍は戦国の世で野球を普及させる。織田家臣団の中にいくつか野球チームができ、トーナメント戦で勝ち残ったチームが徳川家臣団と戦うといったシーンもあり、巨人軍は彼らに野球を教えながら、時には合戦で信長を助けながら、戦国時代を生きてゆく。

 面白いかと言われればビミョーかな。読んでいくうちに引き込まれる感覚は無かったし、中途半端な所で終わっているのに続編が出ていない。
 5000円出して買ったら激しく後悔しただろう。