3月23日、大阪で行われた、中国によるチベット暴動への弾圧に抗議するデモに参加した。
こういうのに参加したのは初めてです。デモとかそういうのを一度くらいはやってみたいと思っていて、前日の夜にmixiニュースのチベット関連の日記を見てデモが予定されているのを偶然知り、ちょうど時間が空いていたから行ってきました。
参加者は目測で500人くらい。主催者発表は600人。沖縄式計算手法を用いれば1万人といったところか。沖縄タイムスがこのデモについてどう報道するかが気になるところだ。
出発前に、ウイグル人から大きな東トルキスタン亡命政府の国旗を預かり、30分くらい持ってました。空色の背景に月と星という綺麗な旗です。トルコ国旗と色違いらしい。
集会というか挨拶には民主党の国会議員(神戸から来たと言っていたが名前は忘れた)が「人権弾圧国家にODA7兆円を出すとは何事か」といった趣旨の演説をしていた。その言葉は政府与党だけでなく御宅の党首にも言ってください。あと、島根から来た方が竹島の話を少々。よく考えれば、竹島問題ではほとんど島根県が一人で頑張っているように見えるが、これって異常だよな。政府が弱腰を通り越してほとんど無関心だから、やむを得ないだろうが。
それと、聞いた話によれば、中国側のスパイも来ていたらしい。中国領事館から雇われて主催団体に潜入し、数年間その団体で活動していて、何らかの理由でスパイであることが判明したらしい。その人がノコノコとこのデモに来たというのだ。
集会の後、モンゴル自由連盟党(内モンゴルの政党らしい)の旗を持って出発。チベット・ウイグル・モンゴルの中国から弾圧を受けている3民族と一部の漢民族が力を合わせれば何とかなるといった趣旨らしい。
行進中に叫んだ言葉は
「チベットに平和を」
「チベットに自由を」
「内モンゴルに自由を」
「人民解放軍はチベットから出て行け」
「北京オリンピックをボイコットしろ」
「フリー・チベット」
こんな感じだったかな。
ときどき、スポーツに政治を持ち込むなという人がいるが、それならばオリンピックに「平和の祭典」という枕詞を付けるのはやめるべきだ。「平和」は「戦争」の対義語であり、それらは政治の延長にあるからだ。戦争も平和も我関せず、黒字決算目指して頑張ってもらうがよい。
ところで、韓国領事館前では「竹島を返せ」のコールも。これについて、抗議している人がいた。その人の言い分は、「竹島のことは別の機会にやるべきだ。今回はチベット問題の一つに絞るべき。在日朝鮮人も味方に付けるために連中を刺激することを言うな」というものだ。分からんでもないな。私も、チベットやモンゴルの旗を掲げてながら言っていいものかとためらった。ただ、その人の怒り方は尋常じゃなかったな。
とまぁ、こんな感じのデモだったが、日本ではデモに参加するために命を賭ける必要はない。かける必要があるのは時間と交通費くらいだ。行進しながら思ったのだが、自分たちのやってることは、チベット人が今やっていることの何万分の一の価値しかないだろうなと。安全圏に身をおいて言いたい事言ってる私たちに比べ、彼らは本当に命がけだ。安易に頑張れなどとは言えない。しかし、彼らの戦いがいつか実を結ぶことを祈りたい。
チベット問題についての考察
チベットでは共産党政府による民族絶滅政策が続けられているが、ダライ・ラマ14世はあくまで平和的に解決したいらしい。だが、連中に話し合いなど通用しないろうな。
インド独立闘争では、マハトラ・カンジーが非暴力・不服従を貫いて独立を勝ち取ったと言われているが、それとともに、チャンドラ・ボースなどのように侵略者に実力をもって戦った人たちがいたことも忘れてはならない。
チベットにはガンジーはいる。しかし、ボースたる人物は今のところ見当たらない。チベット仏教は平和な宗教だから仕方ないのかもしれないが、実際に共産党によるチベット支配に大きな障害が立ちはだかるという状況を作り出さない限り、独立はおろか「高度な自治」の獲得も難しいだろう。
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こういうのに参加したのは初めてです。デモとかそういうのを一度くらいはやってみたいと思っていて、前日の夜にmixiニュースのチベット関連の日記を見てデモが予定されているのを偶然知り、ちょうど時間が空いていたから行ってきました。
参加者は目測で500人くらい。主催者発表は600人。沖縄式計算手法を用いれば1万人といったところか。沖縄タイムスがこのデモについてどう報道するかが気になるところだ。
出発前に、ウイグル人から大きな東トルキスタン亡命政府の国旗を預かり、30分くらい持ってました。空色の背景に月と星という綺麗な旗です。トルコ国旗と色違いらしい。
集会というか挨拶には民主党の国会議員(神戸から来たと言っていたが名前は忘れた)が「人権弾圧国家にODA7兆円を出すとは何事か」といった趣旨の演説をしていた。その言葉は政府与党だけでなく御宅の党首にも言ってください。あと、島根から来た方が竹島の話を少々。よく考えれば、竹島問題ではほとんど島根県が一人で頑張っているように見えるが、これって異常だよな。政府が弱腰を通り越してほとんど無関心だから、やむを得ないだろうが。
それと、聞いた話によれば、中国側のスパイも来ていたらしい。中国領事館から雇われて主催団体に潜入し、数年間その団体で活動していて、何らかの理由でスパイであることが判明したらしい。その人がノコノコとこのデモに来たというのだ。
集会の後、モンゴル自由連盟党(内モンゴルの政党らしい)の旗を持って出発。チベット・ウイグル・モンゴルの中国から弾圧を受けている3民族と一部の漢民族が力を合わせれば何とかなるといった趣旨らしい。
行進中に叫んだ言葉は
「チベットに平和を」
「チベットに自由を」
「内モンゴルに自由を」
「人民解放軍はチベットから出て行け」
「北京オリンピックをボイコットしろ」
「フリー・チベット」
こんな感じだったかな。
ときどき、スポーツに政治を持ち込むなという人がいるが、それならばオリンピックに「平和の祭典」という枕詞を付けるのはやめるべきだ。「平和」は「戦争」の対義語であり、それらは政治の延長にあるからだ。戦争も平和も我関せず、黒字決算目指して頑張ってもらうがよい。
ところで、韓国領事館前では「竹島を返せ」のコールも。これについて、抗議している人がいた。その人の言い分は、「竹島のことは別の機会にやるべきだ。今回はチベット問題の一つに絞るべき。在日朝鮮人も味方に付けるために連中を刺激することを言うな」というものだ。分からんでもないな。私も、チベットやモンゴルの旗を掲げてながら言っていいものかとためらった。ただ、その人の怒り方は尋常じゃなかったな。
とまぁ、こんな感じのデモだったが、日本ではデモに参加するために命を賭ける必要はない。かける必要があるのは時間と交通費くらいだ。行進しながら思ったのだが、自分たちのやってることは、チベット人が今やっていることの何万分の一の価値しかないだろうなと。安全圏に身をおいて言いたい事言ってる私たちに比べ、彼らは本当に命がけだ。安易に頑張れなどとは言えない。しかし、彼らの戦いがいつか実を結ぶことを祈りたい。
チベット問題についての考察
チベットでは共産党政府による民族絶滅政策が続けられているが、ダライ・ラマ14世はあくまで平和的に解決したいらしい。だが、連中に話し合いなど通用しないろうな。
インド独立闘争では、マハトラ・カンジーが非暴力・不服従を貫いて独立を勝ち取ったと言われているが、それとともに、チャンドラ・ボースなどのように侵略者に実力をもって戦った人たちがいたことも忘れてはならない。
チベットにはガンジーはいる。しかし、ボースたる人物は今のところ見当たらない。チベット仏教は平和な宗教だから仕方ないのかもしれないが、実際に共産党によるチベット支配に大きな障害が立ちはだかるという状況を作り出さない限り、独立はおろか「高度な自治」の獲得も難しいだろう。
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