つぶや記

京都で大学生をやっている松岡智之です。 新聞記事に突っ込んだり、読んだ本の感想なんかを徒然なるままに執筆します。

有明海

意外と多いな 有明海ノリ養殖家の平均所得

九州農政局の統計資料を見てちょっと驚いた。
http://www.maff.go.jp/kyusyu/toukei/home/sokuhou/09gyogyou/051122/16kaimennori_kyu.pdf

有明海の海苔養殖業者の1世帯あたりの平均漁業所得がほとんど毎年のように800万円を超えている。もちろん、収入から支出を差し引いた金額だ。

平成12年は不作のためか194万円だが、1000万円を超える年もちらほら。平成16年は822万円。

かなりの困窮状態にあるのかと思っていたが、実はかなりの高給取りのようだ。世帯総所得で見ると、ほとんどの年で900万円を超えている。こんなにもらってる人は九州にはあまりいない。

ただ、統計の母数が19というのが少し気になる。

ゼミ論文で諫早湾干拓事業について書くことに

ゼミ論文のテーマを諫早湾干拓事業にしました。

農地造成・治水対策といった理由で諫早湾の約半分を干拓したところ、有明海全体で赤潮が多発し、海苔養殖やタイラギ漁などが大打撃を受け大変だ。原因は干拓のせいだから、水門を開けろ!と騒がれている。

しかし、東北大学名誉教授の江刺洋司は著書「有明海はなぜ荒廃したのか―諌早干拓かノリ養殖か」で、「干拓は関係ない。海苔養殖で使用される有機酸が原因だ」と主張している。干拓事業を犯人扱いして世論を盛り上げ、有明海汚染の主犯である海苔養殖業者のせいにならないようにしている、という構図らしい。

このように、他の環境問題とは一味違った事情をはらんでいる諫早湾干拓事業問題は、私にとって興味深く、専攻の法社会学にもマッチすると思う。

とは言いつつ、なかなか作業が進んでいないのが現状である。なにぶん、海苔養殖の有機酸使用について言及している文献が少ないのだ。ひょっとしたら、江刺教授の説はトンデモ理論なのか、少し不安になってきた。
ただ、私の親戚も「海苔養殖業者も悪い」と言っていたし、通常夏季に発生する赤潮が有明海では海苔養殖が始まる冬に発生するという現象もある。これらは江刺説を補強するものだ。

私が選んだテーマは調べがいはありそうだが、調べる手段が少ない、そんな具合である。


これからブログで調べた内容について書き連ねていくが、もし読者諸賢の中に何か情報をお持ちの方がいたら、ヒントをいただけると嬉しいです。
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