佐藤 幸治, 鈴木 茂嗣, 田中 成明, 前田 達明『法律学入門』(有斐閣、2006年)

 私は法学部を卒業し、税理士試験合格を目指している身だが、改めて法律学を復習したいと思い、この本を読んでみた。買ったのは確か、大学1回生の時だが、結局読まずじまいだった。今は補訂版が出ているらしい。

 読み終えるまでには結構時間がかかった。Amazonの商品説明には"身近で具体的な問題に即しつつ法律の基礎的知識を修得し,徐々に抽象的・全体的な法の世界へと読者の視野を拡げられるように工夫した「簡潔な道案内書」”と書かれているが、一応3年で卒業単位を取り終えた程度の成績の私でも若干難解に感じる。本のタイトルには「入門」とあるが、大学1年生がこれを読んでもよく理解できないだろう。
 だが、法学部3、4回生が復習がてら法学を概観するには良い本かもしれない。法律とは何か、などといった根本的な議論はつい忘れがちなので、ある程度勉強が進み、これからだ、という人におすすめだ。