最近、景気対策や財政再建策として政府紙幣や無利子国債が話題になっている。
政府紙幣は推進派の人の話を聞くととても魅力的だが、もしやった場合、円の信用がどうなるか不安だ。政府が勝手にお札を刷りまくって経済を破綻させないようにするために中央銀行を独立させたのに、それを無視するのだから。
これについては、経済学者じゃないから、よく分からんです。
でも、無利子国債は意味無いと思う。
無利子国債とは、文字通り、利子が付かない国債である。その代わり、保有者が死んで相続された時に相続税が発生しない。
つまり、
相続税>利子 の時、保有者の利益になり、
相続税<利子 の時、政府の利益(増収)になる。
では、誰が無利子国債を買うかというと、相続税を払うくらいの資産を持つ大金持ちであり、かつ、老い先短いと自覚している老人がほとんどだろう。
ということは、普通の国債を買って利子貰ったほうが相続税の額より儲かるというくらい、彼らが自分の予想より大幅に長生きしない限り、政府は損することになる。
政府は目先の利払いを先送りすることは出来るが、それ以上に将来見込まれる相続税を失うことになる。デフォルト寸前の財政を乗り切るのに必死、という状態ならまだ理解できるが、日本の国家財政はまだそこまでひどくはないだろう。国債の金利は世界的に見て最低水準だし。
あるいは、政府は金持ち老人の寿命予想が外れることを期待しているのか。
私は、無利子国債が国家財政にとってプラスになるとは思えない。
政府紙幣は推進派の人の話を聞くととても魅力的だが、もしやった場合、円の信用がどうなるか不安だ。政府が勝手にお札を刷りまくって経済を破綻させないようにするために中央銀行を独立させたのに、それを無視するのだから。
これについては、経済学者じゃないから、よく分からんです。
でも、無利子国債は意味無いと思う。
無利子国債とは、文字通り、利子が付かない国債である。その代わり、保有者が死んで相続された時に相続税が発生しない。
つまり、
相続税>利子 の時、保有者の利益になり、
相続税<利子 の時、政府の利益(増収)になる。
では、誰が無利子国債を買うかというと、相続税を払うくらいの資産を持つ大金持ちであり、かつ、老い先短いと自覚している老人がほとんどだろう。
ということは、普通の国債を買って利子貰ったほうが相続税の額より儲かるというくらい、彼らが自分の予想より大幅に長生きしない限り、政府は損することになる。
政府は目先の利払いを先送りすることは出来るが、それ以上に将来見込まれる相続税を失うことになる。デフォルト寸前の財政を乗り切るのに必死、という状態ならまだ理解できるが、日本の国家財政はまだそこまでひどくはないだろう。国債の金利は世界的に見て最低水準だし。
あるいは、政府は金持ち老人の寿命予想が外れることを期待しているのか。
私は、無利子国債が国家財政にとってプラスになるとは思えない。